順調に妊婦生活を送っていた私。
しかし、双子妊婦のほとんどの人が経験する『切迫早産』。
まあ大丈夫だろう、と思っていましたが、案の定私も入院することになってしました😫(ちなみに長男の出産のときは大丈夫でした)
今回は切迫早産の入院中の様子をまとめていきたいと思います。
双子妊娠で切迫早産で入院の心配をしている方の参考になればと思います。
切迫早産とは?
通常は37週以降が正期産と言って、『もう赤ちゃんが生まれてきても大丈夫な大きさまで育っているよ~』という状態になります。
それよりも早く生まれてしまうことを『早産』と呼びます💥(22週以前の場合は『流産』と呼ばれます)
37週までしっかりとお腹の中で赤ちゃんを育てることが一番の理想です✨
しかし、何らかの理由で
- 子宮収縮がある(陣痛のようなもの)
- 子宮頚管(赤ちゃんが入っている袋を閉じている部分のこと)が短いまたは開きかけている
となると切迫早産の診断が出されます。
その場合、薬や点滴などの処置をして安静に過ごすことになります💦
そして、ママはひたすら37週を超えるまで赤ちゃんが出てこないことを祈るのです。
妊娠8ヶ月、30週手前のことでした・・・
いつもの産婦人科での検診で少しずつ少しずつ短くなっていっていた子宮頸管。ちなみに子宮頸管とは子宮という赤ちゃんが入っている袋の閉じ口の部分のことです。検診の時にここの長さを測ります。長さが短くなっていくにつれ、袋の閉じ部分が開きかけるということなので、短くなると切迫早産と診断されます。病院によって、その診断基準はバラバラです。長さが3センチ以下になると、薬を処方されて自宅で安静にするか、入院して24時間点滴になるか、病院によってさまざまだと思います。
私はその頃、出産方法に悩んでいました。帝王切開にするか、経膣分娩にするかです。双子だとほとんどの場合が帝王切開です。私が通っていた産婦人科は個人病院で双子は帝王切開と決まっていました。
私も始めは帝王切開のつもりでいましたが、いろいろ調べるつちに双子でも経膣分娩が出来る、ということを知りました。それがそのときに通っていた産婦人科の近くにある市民病院なら可能であると知りました。
私は先生と相談して、転院することに決めました。ちなみにこのとき、子宮頸管は3センチあったので、ギリギリ大丈夫な状態でした😅
もともとの産婦人科での定期検診から約1週間後の転院先の総合病院での初めての診察。子宮頸管が3センチ切っていると言われました!切迫早産の診断を受けて、そのまま入院となりました。
『34週より早く産まれると、脳に障害が残るかもしれない』と言われてかなり焦ったことを覚えています💦💦この頃、定期検診の間隔はまだ4週ごとだったので、この転院の話が無く、新しい病院での診察を受けていなければ子宮頸管が短くなっていることには気づかなかったかもしれません💦
いつかは入院になるかもしれない、と心づもりはしていましたが、何の準備もしていませんでした💦午前中の診察を受けて入院が決まり、手続きなどいろいろしてるうちにお昼をすぎてお腹ぺこぺこでした😭😭幸い、お昼ご飯から出していただけて無事病室でご飯を食べさせてもらえたのが嬉しかったです笑
入院グッズを用意していなかったことも大変でしたが、なにより携帯の充電が無くなりそうでかなり焦りました💦家族に連絡が出来なかったのです😭そんなとき!私の部屋は4人部屋だったのですが、親切な方がiPhoneの充電器を貸してくださりました✨
そして無事に家族と連絡がついたので本当に助かりました💦💦(充電器は、病院の売店なら売っているかも、と言われましたがそこに歩いていくことが出来なかったので😣)
始まった長い長い入院生活。
お昼ごはんを食べた後、すぐに24時間の点滴生活が始まりました💦
私が入院した病院は行動の制限がそこまで厳しくありませんでした。切迫の人でもフロア内は点滴台を持ちながら歩くことはできます。食事の食器は自分で歩いて返しに行くし、トイレも歩いて行けます。1日1回シャワーも点滴しながら入ります。(ただ、フロアを出てはいけません💦)
他の方の切迫体験談を見ると、厳しい病院だとベットから動いてはいけない!というような病院もあるみたいです。トイレに行くのもナースコールを押さないといけないとか。ストレスがたまりまくりそうですね😢(もちろん、切迫の具合にもよると思いますが)
私は31週に入ったところで入院となりました。予定では35週に入るところまで入院と言われたので、約一か月間です。
この1か月、とんでもなく長く感じました・・・。
入院生活でツラかったこと。
- 点滴の副作用
1か月間腕にずっと挿しっぱなしになるこの点滴の薬。効果は『張り止め』です。陣痛が起こるのを防いでくれます。
しかし、この点滴の副作用に慣れるまでがすごくしんどかったです。
私が感じた主な症状は『動悸』『手のふるえ』『体のほてり』です。
入院したばかりの時はたくさんの書類に記入しなければならなかったのですが、手先が震えて文字がうまく書けませんでした。
一番ツラかったのは『動悸』です。心臓がバクバクいって、ずっとしんどい状態でした。
入院初日の夜は、この動悸がツラすぎて眠れず、夜中にナースコールを押して看護師さんを呼んで、泣いてしまいました😭看護師さんに手を握ってもらいながら落ち着くと、だいぶ楽になってその後眠ることが出来ました。でもそのときは、ずっとこのままだったらどうしよう💦と絶望を感じていました💦
この副作用はしばらくすると身体が慣れるようで、私も数日経つと治まりました😌ただ、『ほてり』はずっと治らず、暑くて暑くて大変でした💦
毎晩、暑すぎて眠れないので氷をもらっていました。 - 点滴の漏れ
点滴の針はずっと挿しっぱなしで固定されています。何も問題なければ、最長5日そのままです。5日経つと、反対側の腕の別の血管に針を差し替えます。しかし、日々の生活を送る事で針が血管を破ったり、もともと細い血管だったりすると液が漏れてしまいます。その場合、5日を待たずして、針を差し替えなければなりません。
何が問題かというと、私たち切迫妊婦たちは先が長いです😢針を刺しても点滴が漏れない、丈夫な血管がどんどん無くなっていくのです。一度漏れた血管はしばらくは使えません。どんどん使える血管が無くなっていくのが憂鬱でした😭
ほとんどの人が両腕が内出血だらけになっていました。入院が長い人は、後半はほぼ毎日差し替えている人も多かったです💦(私も最後一週間は、ほぼ毎日差し替えていました)
そして、点滴が漏れるとパンパンに腫れて痛いんです😂 - そもそも24時間点滴が苦痛。
ずっと腕に針が刺さっている状態です。普通に考えて不快ですよね😂
特に寝ているときなんて、管があるからずっと気をつけていないといけません。安眠なんてできません。
点滴台とは一心同体、どこへいくのも一緒。
もちろんお風呂にも😂 - お風呂が修行。
毎日シャワーは入れました。しかし、20分間の時間枠内で入らないといけません。
この時間枠の争奪戦が毎朝6時から始まっていました。良い時間はすぐに誰かに取られてしまうので、朝早くナースステーションまでお風呂の予約をしに行きます😂
この20分もほんとうにきつくて、普通の人なら20分あれば十分だと思います。
しかし妊婦。しかも絶対安静妊婦。身体が大きくて動くのが一苦労なうえに、点滴に気を遣いながら入らないといけません💦そもそも服が脱げないので、その都度看護師さんを呼ばなければいけませんでした🤣💦
毎日へとへと&汗だくになりながらお風呂に入っていました。
(ちなみに季節的にまだ暑かったので、毎日お風呂に入りたかったんです) - 夜眠れない。
これも地味にツラいです。
毎晩、全然眠れませんでした。お昼に寝てしまって昼夜逆転気味になっていたせいでもあります。
夜がとんでもなく長かったです。同室の他の人の寝息などが聞こえると、眠れない自分に余計に焦りを感じてすごくストレスでした。
身動きが取れない何もない夜って、とんでもなく長く感じるんですよね。
こんな生活を約一か月続けました。とにかく毎日、赤ちゃんたちに何事も無いようにと願いながら耐えていました😌
でもね・・・良いこともありましたよ!
- 同室の人と仲良くなれた!
4人部屋で、もともと入院されていた3人の方がみんな仲良く接してくださり、毎日楽しかったです😊普段はカーテンで仕切られているのですが、食事の時に『ご飯の時はお話しませんか?』としゃべりかけてくださって、いろいろな話をしました!
皆さん、1か月以上の長期の入院の方ばかりで、いろいろ教えてもらったり子育ての話をしたり、長い入院生活でしたが退屈しませんでした😉
もちろん、私がいる間に退院される方もおられるのですが、入れ替わりで新しい方が入られたら、同じように声をかけてお話ししていつも皆でしゃべっていました!
退院後もみなさん無事に出産を終えて、みんなで集まることもありました(コロナでその後集まれなくなりましたが・・・)
もちろん、そういうのが嫌な方もおられると思いますが(私もどちらかと言うと苦手な方です)その場合、看護師さんに言えば部屋を替えてもらうことも出来たと思います😂😂 - 看護師さん(助産師さん)と仲良くなれた!!
私はこれもすごく楽しかったです!!みなさんとっても優しくて面白い方たちばかりでした🤣
特に出産のときは授乳の時に大変お世話になりました!
出産前の入院のときからお世話になっていたので、出産後も知っている人たちばかりだったので、安心感がありました❤
夜中の授乳のときなんかは孤独を感じて気持ちが暗くなりがちですが、双子だったので、いつも誰かが来てくれてしゃべりながら授乳していました😊
退院するときは本当にさみしくてさみしくて・・・😢お別れするのが悲しかったです。
ほんとにありがたかったです✨ - 毎日赤ちゃんの心音チェックがある!
私の病院では朝と寝る前に毎日心音が聴けました❤
赤ちゃんの心音と胎動は、赤ちゃんが無事に生きているんだと実感できるサインです。
胎動は自分で感じることが出来ますが、赤ちゃんが寝ている間は『あれ?動いてない・・・?
』と不安になることもあると思います。心音は産院でしか確かめることができないので(自宅でチェックできる機械もありますが)毎日赤ちゃんの状態をチェックできるので、とても安心できました😊
一度だけ『あれ?胎動ない・・?』と不安になったときがあり、看護師さんに相談するとすぐに機械で確認してくれて、一安心したときもありました😌『心配になったらいつでも言ってね』と言ってくださったのも嬉しかったです!
入院中の暇つぶしは・・・
入院中は動けないので、常にベットの上で寝たままです。
皆さん、1日1日過ごして、少しでも赤ちゃんがお腹の中にとどまってくれるように願っていました😌
そんな思いとは裏腹に、とにかく暇なんですが私はどうやって過ごしていたかというと。
ほぼYouTubeでした😂あとは、本や漫画を読んだりしていました。編み物やパソコン作業をされている方もおられました。
どんな人でもWi-Fiは必須です‼(病院には無かったので)
1か月だけ契約して使っているという人もいました。我が家はもともとポケットWi-Fiを使用していたので、これを病院に持ってきて使っていました。
入院中、長男はどうしていたかというと・・・
近くに義実家があり、私が入院している間はお義母さんにお世話になっていました😌
日中は保育園に預けて、お迎えからはお義母さんがお世話してくれていました。
長男は2歳前でしたが、普段から義実家にもよく行っていたので、特にさみしがる様子もなかったようです😂
実は、双子を妊娠してから長男のお世話をほとんどパパに任せるようになり、自然とパパっ子になりました😂いまでもパパが大好きです!つわりもあったし、お腹も大きくてしんどかったしで、長男のお世話が難しい時が多かったんです。そんなときはパパにお出かけをお願いしたりして二人の時間を増やすと、どんどんパパっ子になりました😋
私はちょっぴりさみしかったですが(笑)パパ大好きになってくれて嬉しかったし、何より私の体力的に無理だったので助かりました👍
でも頼る人がいないお宅もきっとありますよね・・・そういう場合、みなさんどうしてるんだろう。他の入院中の経産婦の方たちは両親にお願いしていたり、ご主人に仕事の都合を付けてもらっていたりしていました。
まとめ:入院生活を終えて
私の場合は無事、予定通りの日に退院することが出来ました。
赤ちゃんの為にたくさんの人にお世話になり、家族にも迷惑かけましたが、私も入院生活頑張ったと思います😭
単胎の方も多胎も関係なしに切迫早産になる方はいると思いますが、多胎はより可能性が高いです。多胎妊娠は異状妊娠でありハイリスク出産であることをきちんと理解しておかないといけません。
1か月ぶりに病院を出て、2週間後にまた出産で戻ってくる予定でした。
次は出産のときの様子をまとめたいと思います。